工場求人の給与を見極めるポイント

工場求人で給与が妥当かどうか見るには、工場で勤務した場合の平均給与を知っておくと良いかもしれません。厚生労働省が出している令和元年賃金構造基本統計調査では、製造業に勤務する全年齢の平均給与額は32万円弱でした。年齢別で考えると、20代前半では20万円強と最も少なく、50代後半の41万円強が最高額になります。工場求人の給与は、年齢に加え勤続年数によっても異なります。例えば、入社5年目の平均月収は29万4千円ほどです。求人票に入社数年後の給与シミュレーションが記載されている場合は、この数字を元に適正な給与額か判断すると良いかもしれません。また、正社員で採用された場合ですが、ボーナスは5か月ほど支給されることが多いようです。

工場求人の待遇で注目すべき点とは

工場求人を見る場合は、給与に加えて待遇も注視するとよいでしょう。待遇の有無で実質的な給与額が大きく異なることがあるからです。大きな注目点は、寮の有無や寮費の負担割合です。自宅から通うのではない限り、住居を借りる必要がありますが、寮や家賃補助制度があると家賃負担は減るはずです。工場の近くで住む場所が無料となれば、その分を他の費用に回したり、貯蓄ができます。

また、社食の有無もチェックしましょう。2020年に行なわれたサラリーマンのお小遣いに関する調査によると、昼食代は一食当たり男性が585円、女性が583円でした。一か月で1万円以上かかる計算です。社食があり、栄養価が高い昼食を食べることができ、なおかつその費用を会社が持ってくれるなら、健康で元気に働けるはずです。

今工場で働いている方も、工場の転職で待遇の良いところに移れるかもしれません。転職が具体的になっていなくても、どういった求人があるかチェックはしておきたいものです。